診療方針
痛みの少ない、時間のかからない治療や検査
自分は病院が苦手です。痛いのも辛いのも苦手です。昔からずっとです。
子供の頃は、そういったことから逃げることばかり考えていました。
だからこそ、動物達にも痛い思いや辛い思いをしてほしくありません。
『ツラいことはイヤなものだ。だからなるべく少なくしよう』
これを念頭に日々診察します。
わかりやすい診察
この病気の治療や検査は辛いのか、
そもそもこの病気はどんなもので、
なんで罹ってしまったのか、
放っておいたらどうなってしまうのか
漠然とした不安はあるけど何を聞いたらいいかよくわからない。
何度も同じことも聞けない。
幼い頃、私は病院でこんな思いをしていました。
心がけるのは、まず飼い主さんに病気をしっかりと理解してもらう。
そうすれば動物にとってイヤな検査や治療の回数がきっと減ります。
診察終了時に必ず、『何か質問ありませんか?』と聞いています。
遠慮せずに、少しでも疑問に思ったことがあれば、なんでも聞いてください
そのとき質問してもらえたら嬉しいです。
治療にはいろいろな選択肢があります。
勤務医時代、多彩な最新鋭の治療や検査、手術などに触れ、
それを我がものにしようと躍起になっていました。
ただその最善と言われている治療がその動物自身にとって最良じゃないこともあるとも最近考えるようになりました。
きっと今求められていることは最善と言われるガイドラインに沿った治療だけではなく、各動物一頭一頭に対し、最良と思われる治療を飼い主さんと考えていくことだと思います。
とりあえずわがまま言ってみましょう。
それを叶えるのがきっと私たちの仕事かも。頑張ってみます。
イヤなものはイヤ
私は痛いのもツラいのもどう頑張っても好きになれません。苦手なことを克服するは大変です。そもそも克服する必要ある?って思います。
動物達もそう思ってるかもしれません。
『苦手なものは苦手なんです』
当院ではイヌ専用、ネコ専用の待合室、診察室、入院舎を準備しています。
(ウサギなどの草食動物専用の入院舎も準備しています)
動物にとって病院ってやっぱりそんなにいいトコロではありません。
僕も病院苦手ですし。
すこしでも心配なことは減らしましょう。
セカンドオピニオン
団体競技が昔から好きです。
価値観の違う人たちと同じ競技をすることで一方向だった自分の視野が広がっていくのを実感できます。
それは動物に治療においても同じことだと思います。
セカンドオピニオンを受けることで、ぐっと病気への理解が深まります。
セカンドオピニオンはヒトでは当たり前で行われていることです。
ご要望があれば紹介状や報告書をご用意させて頂きます。遠慮なくお申し出ください。